2006年1月20日(金)   ISABELLE HUPPERT      
        f0050806_8335074.jpg
シネマテーク・フランセーズで、彼女がリーディングを行うというので行ってみた。イサベル・ユペールの特集上映が行われている当館での、関連イベントだったのだが、最近仕事で手一杯の私は、日本にいる知人からの情報で、あたふたと駆けつけて見た感じだ。
 彼女の集中力にまず脱帽。
テキストを朗読するというのはそれだけでもう立派なパフォーマンスなのだと、私は中学2年の時の国語の先生に身を持って教えてもらってはいて、モーリス・ブランショの“L'attente l'oubli”(『待つこと、忘れること』)という不条理劇的なテキストを、詩的に、そして的確に朗読するというのは即興ではできないだろう、と私は聴きながら思い、でも彼女は読み始めるまえに、「本当はしっかり練習してから皆さんの前に立ちたかったんですけど・・・時間がなくて、・・・」なんて言っていたのだった・・・。
もう一つ、フランソワーズ・サガンの“Avec mon meilleur souvenir”(『私自身のための優しい回想』)というエッセイ集の中から、オーソン・ウェルズについての短いテキストを彼女は選んだのだったが、ブランショの時の半ば揺りかごのような観客席の様子とは打って変わって、小気味良い笑いにつつまれたその空気を作り出した彼女のパフォーマンスはやはり、だから、脱帽ものなのだった。
[PR]
by bio-minamina | 2006-01-20 00:02 | cinema / 映画
  
<< 2006年1月24日(火)  ... 2006年1月12日(木)  ... >>



      ・・・・・・
by bio-minamina
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31